精霊世界が具現化するにあたり上級精霊が肉体を持つようになってしまった。下級精霊は何千年も前から肉体化して、呼び名も分かれている。人々は狡猾で獰猛な性格のものを総じて精霊をジン、またはギンとも呼んだ。その恐ろしい姿に見合う荒ぶるジンは、隙あらば人の肉体と立場を犯し、または同化し、生息範囲を際限なく広めようとするのだった。そして精霊界の王が住む島をも今攻め落とそうとしていた

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パナ・インサの主人公ラズリはいずれこの大混乱の中で島に訪れる運命が確約されている。なぜなら、彼は伝説の勇者として生まれたのだから。しかし、彼は何の力もない人の子である。

一体どのようにして世界を救うのだろうか…

​もう一人の勇者候補のアドニスの生き方が、おそらくパナインサでは準主役なので、説明が及ばないためこちらの精霊島の花嫁がアドニスサイドの見せ場となっている。